独特なフォルムを持つこの博物館は、ナショナルグラフィックが選ぶ世界で最も美しい博物館の７番目にも選出されました。また、シテ・デュ・ヴァンは、ワインを世界規模の生きた文化財として捉えた文化施設でもあります。ワインの歴史や文化を通して世界中を巡る壮大な旅を楽しむことができます。

ボルドーシティーパス（Bordeaux City Pass）をお持ちの方は、正午までにご来館していただきますと展望台でのワインのテイスティング券が付いた入場券が無料になります。正午過ぎにご来館されるシティーパスをお持ちの方は、入館料として５ユーロのお支払いが必要になりますのでご注意ください。

シテ・デュ・ヴァンは、ワインへのアプローチを幅広い観客の方々に体験していただける、世界に類をみないワイン専門博物館です。お身体が不自由な方やご家族で来られる方、外国から観光で来られる方等、どなたにも快適にご利用いただけます。（館内の標示は３ヵ国語、音声ガイドは日本語を含む８ヵ国語に対応）

見て楽しむ

思わず見入ってしまうほど独特で美しい建築物は必見です。

• シテ・デュ・ヴァンは総面積が１万３３５０m²あり、ドーナツ状の輪環からタワーまで１０ものフロアがあります。
• 外観から見える滑らかな丸みは、内部スペースにも反映されています。
• 建物のフォルムからは、動きや絶え間ない流れが感じられます。
• 高さ５５mを誇るシテ・デュ・ヴァンのタワーは、ボルドーの遠くからでも見ることができます。
• 輪環部分の木製天井は、船の骨組みを彷彿とさせる作りになっています。
• 建物は、環境への影響を少しでも抑えられるようつくられています。

行って楽しむ

シテ・デュ・ヴァンの常設展は、建物の３階からスタートします。
そこでは、時代によって変化し続ける今日までのワインの歴史や文化の旅を楽しむことができます。

• ３０００m2ある３階には、１９ものテーマ別スペースがあります。
• ２時間から３時間程度で常設展（全テーマ）をまわることができます。
• （全テーマまわる時間がない人向けの）１時間でまわれる短い観覧コースが４つあります。
• 日本語を含む８言語に対応している音声ガイドを借りてまわることができます。（音声ガイドは無料）
• １２０を超える視聴覚プログラムには、１０時間以上もの観覧コン
• テンツがあります。
• コンテンツ作製には、１００人以上のエキスパートや専門家がインタビュー
• に参加しました。

一般チケット、パス、定期チケットについて：
シテ・デュ・ヴァンではできる限り皆様のご希望に添った観覧を提供するために、様々な種類の入場券をご用意しています。また、入場券はインターネットでもお求めいただけます。

体験して楽しむ

企画展：
およそ７００m2の広さがあるサル・デ・コロンヌ（Salle des Colonnes）では、毎年違った企画展を開催しています。また、サル・デ・コロンヌでは、世界の名だたる美術館からの作品が展示される予定です。

３５mの高さにある展望台（Belvédère）では、ボルドーとその周辺地帯の景色を一望しながら世界の珍しいワインをテイスティングすることができます。

• トーマス・ジェファーソン・オーディトリアム（L’auditorium Thomas Jefferson）やレセプション専用スペースでは、時折ショーやコンサート、映像の上映等の趣向を凝らしたプログラムが組まれることがあります。
• テイスティング・スペースには３つのスペースがあり、そのうちの一つには、五感で体感できるスペースがあります。また、子供向けの教育的ワークショップも設けられています。
• 無料で利用できる読書スペースでは、世界のワインに関する書物が多数置かれています。
• ２５０m2あるモダンなデザインのコンセプトショップでは、書籍や限定グッズ、ギフト、お土産等を取り揃えています。
• ２つの飲食エリア：１階にはワインバー兼ブラッスリーのラティチュード２０（Latitude20）、７階にはパノラマレストランのル・セット（Le 7）があります。
• ワイン街道（Routes du Vin）コーナーでは、葡萄園の見学に関する情報の収集や、ワインツアーの予約が可能です。
• シテ・デュ・ヴァンの庭園は、自由にご利用いただけます。

 絶対に外せない観光スポット

ボルドー観光の目玉であることはもちろん、ボルドーとその周辺地方の住民の生活やお出かけの場でもあるシテ・デュ・ヴァンは、見て、行って、体験して楽しめるおすすめの観光スポットです。